Canonet 新バージョン機能差分マニュアル
3. ホームページ関係の変更
3.1 新バージョンのフォルダ構成
旧バージョンのホームページ用サーバ、サブドメイン用サーバ、独自CGI用サーバは新バージョンで新Webサーバに統合されます。フォルダ構成は以下の図のように変更されます。
旧バージョンのフォームCGIカスタムSSL用「ssl」フォルダは、新バージョンではフォルダ名が「formcgissl」、パーミッションの設定値は701(rwx-----x)に変更されます。ただし、フォームCGIカスタムSSLで閲覧するURLは旧バージョンから変更ありません。
旧バージョンのサブドメイン用サーバおよび独自CGI用サーバの/htdocsフォルダの中身は、新バージョンの新Webサーバにコピーされています。詳細については、「Canonet新バージョン移行マニュアル」を参照してください。
3.2 FTP
旧バージョンのFTPアカウントはご利用開始時のFTP用ID(初期アカウント)1つですが、新バージョンではお客さまがマイデスクからFTPアカウントを追加・変更できるようになります。
旧バージョンのFTPホスト名「www.お客さまドメイン名」は、引き続きご利用できます。
旧バージョンのサブドメイン用FTPホスト名は、引き続きご利用できます。
項目
旧バージョン
新バージョン
FTPホスト名
www.お客さまドメイン名
ftp.お客さまドメイン名
(www.お客さまドメイン名)
※「サーバー証明書サービス セキュア・サーバID」(有償オブションサービス)使用時は、「ftp.お客さまドメイン名」のみ接続可能
fcftp.お客さまドメイン名
(独自CGIドメイン用)
FTPアカウント数
ご利用開始時に配布したFTP用ID(初期アカウント)1個
FTP用ID(初期アカウント)1個のほかに、4個をマイデスクで追加可能
ホームディレクトリ
「/」固定
FTP用ID(初期アカウント)は「/」固定
追加FTPアカウントは、任意のフォルダを指定可能
メモ
ホームディレクトリとは、FTPアカウントで接続したときに、いちばん上位に表示されるフォルダです。
以下の図では、追加FTPアカウントに「/htdocs/shop」フォルダを設定してあります。
サブドメインのドキュメントルートとFTPアカウントのホームディレクトリを一致させれば、あるサブドメインを別の人に管理や編集を委託することが容易になります。たとえば、「/htdocs/shop」をサブドメイン登録して編集を委託する場合は、マイデスクで追加FTPアカウントに「/htdocs/shop」をホームディレクトリとして登録して、委託先にサブドメインと追加FTPアカウントを連絡します。
FFFTPの[高度]タブで[NLST -R を使って高速に再帰検索]チェックボックスがオンになっていると、FTPサーバに接続してもホストの内容を正しく表示することができません。[NLST -R を使って高速に再帰検索]チェックボックスをオフにしてご使用ください。
FFFTPで「.」(ドット)から始まるファイルが表示されない場合や、ホストファイル一覧に何も表示されない場合は、以下の方法をお試しください。
手順1.[表示]メニューの[.で始まるファイルを表示]を選択します。
手順2.[ホストの設定]の[高度]タブで、[NLST -Rを使って高速に再帰検索]チェックボックスをオフにします。
手順3.[ホストの設定]の[高度]タブで、[LISTコマンドでファイル一覧を取得]チェックボックスをオンにします。
手順4.[オプション]メニューの[環境設定]を選択し、[その他]タブの[ファイル一覧をキャッシュする(次回起動時から)]チェックボックスをオフにします。
FFFTPの設定を変更する前にコンテンツを更新した場合、差分アップロードができず、すべてのデータが再アップロードされてしまうため、以下の現象が発生する可能性があります。
新Webサーバへの切り替え時に、Canonetが修正したページ認証情報が古い情報で上書きされ、認証ページ(会員限定情報ページ等)にアクセスできなくなる場合があります。
3.3 トップページの転送
新バージョンのトップページ転送は、携帯電話でアクセスされたときのみ機能するように変更されます。
マイデスクのメニュー名が変更されます。
項目
旧バージョン
新バージョン
トップページの転送先
携帯電話用サブフォルダ
独自CGI用ドメイン
携帯電話用サブフォルダ
マイデスクのメニュー名
トップページの転送設定
トップページの携帯ページ転送設定
3.4 .htaccessファイルの上書き確認
新バージョンでは、マイデスクで以下の機能を使用するときに、.htaccessファイルの上書きを確認するようになります。この上書き確認は、お客さまが設置した.htaccessファイルにマイデスクで作成する.htaccessファイルを上書きしてしまう可能性があるためです。上書き確認が表示されたら、念のためにFTPで.htaccessファイルをダウンロードして、保存することをおすすめいたします。
以下の場合は、.htaccessファイルの上書き確認表示後に、.htaccessファイルは削除されます。
ページ認証ID削除実行時に、認証IDが1ユーザ、かつトップページの携帯ページ転送設定が未設定の場合
ページ認証解除」実行時に、トップページの携帯ページ転送設定が未設定の場合
トップページの携帯ページ転送解除実行時に、ページ認証フォルダ設定が未設定の場合
マイデスクのメニュー
.htaccessファイルを上書き確認する機能
[ページ認証フォルダ設定]
ページ認証IDの追加
ページ認証IDの削除
ページ認証IDの解除
[トップページの携帯ページ転送設定]
トップページの携帯ページ転送設定
トップページの携帯ページ転送設定解除
3.5 アクセスログ
新バージョンでは、アクセスログの仕様が以下のように変更されます。
アクセスログを旧バージョンの取得期間と同じように指定しなかった場合は、指定した日付のログがダウンロードできない、もしくは指定した日付以外のログがダウンロードされる場合があります。
項目
旧バージョン
新バージョン
ログの単位
ホームページ用サーバ
サブドメイン用サーバ
独自CGI用サーバ
ドメインごと(www.ドメイン、wwwなしドメイン、サブドメイン)
※転送している場合は、従来通り転送先のドメインに記録
ログ保存期間
1日、7日、1か月から選択
1日~90日で任意に設定
取得単位
現在のログ
ローテートした1世代前のログ
保存している期間から任意の日数を選択可能
(今日、昨日、先週、先月、指定期間)
ログの取得ファイル形式
gz
zip
ログの記録開始タイミング
アクセスログ設定をONにした日の翌日午前2時
アクセスログ設定をONにした日の前日午前0時
3.6 アクセス分析(スタンダード)
新バージョンでは、アクセス分析(スタンダード)は、以下のように変更されます。
項目
旧バージョン
新バージョン
アクセス分析ソフトウェア
Webalizer Ver. 2.20
Webalizer Ver. 2.21
アクセス分析の対象ドメイン
お客さまドメイン
サブドメイン
独自CGIドメイン
マイデスクでアクセス分析対象に設定したドメインごと(www.ドメイン、wwwなしドメイン、サブドメイン)
解析タイミング
設定翌々日の午前2時以降
毎日夜間、前日のログを解析して翌日午前9時までに反映
削除・解除タイミング
アクセス分析設定で設定をOFFにして更新した場合
マイデスクのアクセス分析設定をOFFに設定した場合
該当ドメイン(wwwなしドメイン、サブドメイン)を削除した場合
3.7 アクセス分析(プロフェッショナル)
新バージョンでは、アクセス分析(プロフェッショナル)は、以下のように変更されます。
項目
旧バージョン
新バージョン
ご利用契約
有償オプションサービス
基本サービスで利用可能(お申し込みが必要)
アクセス分析ソフトウェア
Urchin5
Urchin7
アクセス分析の対象ドメイン
お客さまドメイン
サブドメイン
独自CGIドメイン
マイデスクでアクセス分析対象に設定したドメイン(www.ドメイン、wwwなしドメイン、サブドメイン)
解析タイミング
設定翌々日の午前2時以降
毎日夜間、前日のログを解析して翌日午前9時までに反映
削除・解除タイミング
アクセス分析設定で設定をOFFにして更新した場合
マイデスクのアクセス分析設定をOFFに設定した場合
該当ドメイン(wwwなしドメイン、サブドメイン)を削除した場合
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