独自CGIでは、お客さまがご用意されたCGIプログラムを実行するための機能と、CGIプログラムと連携可能なデータベース機能をご提供します。
独自のCGIプログラムを組み込むことによって、お客さまが作成されたホームページのコンテンツをより充実させることができます。お客さまがCGIプログラムを用意することによって、掲示板、チャット、ブログなどの開設が可能になります。
独自CGIは、お客さまの契約されたディスクの任意の場所に設置することができます。
- お客さまがご用意されたCGIプログラムの動作について、稼働を保証するものではありません。
- お客さまご自身で作成されたCGIプログラムなどは、サーバにアップロードする前に最低限以下のような確認をしてからアップロードしてください。
- Perl文法チェッカーなどでCGIプログラムの記述エラーをチェックする
- ローカル環境 (ご利用のPC上)でテストをする
- サービス開始時期により、独自CGIのWebサーバ環境が異なります。
2017年2月以前にサービス開始:Webサーバ【W1】
2017年3月以降にサービス開始:Webサーバ【W2】
2022年3月以降にサービス開始:Webサーバ【W3】
【おもな機能】
独自CGIのおもな機能は、以下のとおりです。
データベース機能 |
CGIプログラムと連携可能なデータベースとして「MySQL」、データベース管理ツールとして「phpMyAdmin」をあらかじめご用意しています。
phpMyAdminにはマイデスクからアクセスすることができます。 |
CGIエラーログ閲覧 |
独自CGIに関する最新のエラーログを表示することができます。 |
【基本仕様】
独自CGIを利用する場合の基本仕様は、以下のとおりです。
対応言語 |
以下の言語に対応しています。
<Webサーバ【W1】の場合>
・Perl Ver 5.12
・PHP Ver 5.2(/Ver 4.4に切り替え可)
<Webサーバ【W2】の場合>
・Perl Ver 5.21
・PHP Ver 5.6(/Ver 7.0に切り替え可)
<Webサーバ【W3】の場合>
・Perl Ver 5.34
・PHP Ver 8.0(/Ver 7.4/Ver 8.1/Ver 8.2に切り替え可) ※C言語には対応していません。
※PHPを切り替えて使用する場合は重要欄をご覧ください。 |
拡張子 |
以下の拡張子のCGIプログラムをご利用いただけます。
・「.pl」
・「.cgi」
・「.php」 |
使用可能コマンド |
以下のコマンドを使用できます。
cat, chmod, cp, date, echo, env, expr, grep, ln, ls, mkdir, mv,pwd, rm, rmdir, perl, sh, csh, gzip, tar
※sendmailコマンドによるメール送信も可能です。sendmailのご利用については、「sendmailの利用方法」をご覧ください。 |
関連ソフト |
MySQLとphpMyAdminは、以下のバージョンを使用しています。
<Webサーバ【W1】の場合>
・MySQL Ver 5.1 MyISAM
・phpMyAdmin Ver 3.3
<Webサーバ【W2】の場合>
・MySQL Ver 5.7 MyISAM(/InnoDB切り替え可)
・phpMyAdmin Ver 3.3
<Webサーバ【W3】の場合>
・MySQL Ver 5.7 MyISAM(/InnoDB切り替え可)
・phpMyAdmin Ver 3.3
MySQLのデフォルトの文字コードは、UTF-8です。
MySQLのご利用については、「MySQLの利用方法」をご覧ください。 |
ウイルスチェック |
メールを送信するCGIを利用する場合、送信するメールのウイルスをチェックします。ウイルスが添付されたメールは駆除され、メール本文+警告メッセージがメール送信先に届きます。 |
WAF
(Webアプリケーション
ファイアウォール)
|
Webサーバ【W3】の場合のみ。
Webサーバ【W3】環境では、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)を標準機能として提供しています。
WAF機能の初期設定は、「有効」となっています。
WAF機能を無効化させたい場合、「.htaccess」ファイルに以下の内容を記述してください。
「.htaccess」ファイルを配置したフォルダ配下すべてに適用されます。
SiteGuard_User_Enabled off |
- 本サービスのWebサーバのPHPの標準設定は以下のとおりです。
-Webサーバ【W1/W2】:PHP5
-Webサーバ【W3】:PHP8.0
- 標準設定以外(PHP4、PHP7、PHP8.1、PHP8.2)をお使いになる場合は、PHPプログラムのあるフォルダ、またはその上位フォルダの.htaccessファイルへ下記を追記してください。.htaccessファイルがない場合は、作成した上で追記してください。
-Webサーバ【W1】にPHP4を設定する場合:AddHandler x-httpd-php4 .php
-Webサーバ【W2】にPHP7を設定する場合:AddHandler x-httpd-php7 .php
-Webサーバ【W3】にPHP7.4を設定する場合:AddHandler x-httpd-php7 .php
-同、PHP8.1を設定する場合:AddHandler x-httpd-php81 .php
-同、PHP8.2を設定する場合:AddHandler x-httpd-php82 .php
【ディスク容量について】
Webディスク容量
- 独自CGIは基本サービスでご提供するホームページの領域と同じサーバ領域で動作します。このため、独自CGIに使用できるディスク容量は、ご契約のWebディスク容量を超えない限り利用することができます。
- たとえば、Webディスク容量を「10GB」でご契約いただいている場合、ホームページのコンテンツ(HTML、画像ファイルなど)で「7GB」を使用していると、残りディスク容量は「3GB」となります。この「3GB」が独自CGIで使用できるディスク容量となります。ホームページのコンテンツと独自CGIで使用しているディスク容量が合わせて「10GB」を超えた場合、容量超過となり、書き込み制限処理が行われますので、ご了承ください。
- Webディスク容量に対して、Webディスク使用量が90%を超過すると管理者に1日1回注意メール、100%を超過すると1日1回警告メールが届きます。必要に応じて不要なファイルを削除し、空領域を確保してください。
- 書き込み制限処理中は、以下の機能が利用できなくなります。
- インスタントホームページ作成のコンテンツ公開
- ページ認証の設定
- トップページの携帯ページ転送設定
データベース用ディスク容量
- データベースのディスク容量は、Webディスク容量とは別に、標準で「100MB」をご提供します。有償オプションで、データベースのディスク容量を追加することもできます。データベースのディスク容量を追加するには、別途お申し込みが必要です。
- データベースのディスク容量がご契約のディスク容量を超えた場合、容量超過となり、書き込み制限処理(insert、create、update権限の無効化)が行われます。また、データベースの作成もできなくなりますので、ご了承ください。
- データベース容量に対して、データベース使用量が90%を超過すると管理者に1日1回注意メール、100%を超過すると1日1回警告メールが届きます。必要に応じて不要なファイルを削除し、空いている領域を確保してください。
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複数のデータベースを作成している場合は、全データベースの合計値が使用量となります。
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書き込み制限は、すべてのデータベースに対して行われます。
- 書き込み制限を解除するには、データベースディスク使用量を100%未満にしてください。データベースのディスク使用量は、毎日夜間に定期的にチェックされます。定期チェック時に、データベースのディスク使用量が100%未満であれば、書き込み制限が自動的に解除されて、管理者に解除メールが届きます。
-
phpMyAdminなどを使用して、データベースの内容を削除してディスク使用量を100%未満にできます。
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データベース使用量が100%を超過した状態から90%の状態に下がった場合は、管理者に注意メールと解除メールが届きます。